良いショットを打とうとすると、良いショットは打てない

最近、一つ不思議なことに気付きました。

「今日は良いショットを打ちたい。」

そう思えば思うほど、ショットが悪くなる気がするのです。

逆に、

「前に飛べばOK。」

そんな気持ちで振れた日は、不思議と良いショットが出ます。

もちろん技術の問題もあります。

でも、それだけでは説明できない何かがある気がしました。

114事件を振り返っていると、一つの仮説が浮かびました。

ショットは、クラブを振る瞬間ではなく、その前に決まっているのではないか。

私はその状態を、「発射台」と呼ぶことにしました。

発射台とは、スイングのことではありません。

クラブでも、アドレスでもありません。

ボールを打つ直前、自分がどんな心の状態で立っているか。

それが発射台です。

例えば私は、ラウンド中にこんなことを考えています。

「今日は練習の成果を出したい。」

「このホールはトップしたくない。」

「ここは左にだけは打ちたくない。」

「ラフだから難しいな。」

「距離は合っているかな。」

気付けば、一球打つ前に頭の中はいっぱいです。

そして考えれば考えるほど、体は固くなります。

テンポも速くなります。

結果として、

「良いショットを打とう」という気持ちが、良いショットを遠ざけている。

そんな場面が何度もありました。

一方で、114を出した彼は違いました。

初ラウンドです。

「前に飛べばOK。」

そんな自然な雰囲気でクラブを振っていました。

力みもありません。

テンポも変わりません。

もちろんミスもします。

でも、そのミスを引きずらない。

私はその姿を見て、

ショットの前にある「発射台」の違いが、プレー全体に影響しているのではないか。

そう思うようになりました。

もちろん、発射台が良ければ必ずナイスショットになるわけではありません。

ミスはします。

でも、ミスを引きずりにくい。

テンポが崩れにくい。

暴走列車にも乗りにくい。

結果として、いつものスイングを出しやすくなる。

今の私には、そんなイメージがあります。

では、発射台は何によって決まるのでしょうか。

ここまで考えてきて、もう一つ気になることがあります。

114事件の彼と私では、技術だけでなく、スタートラインに立ったときに背負っていたものが違っていたように感じるのです。

私は「練習の成果を出したい」と思っていました。

彼は「前に飛べばOK」と思っていました。

同じティーイングエリアに立っていても、心にかかっている負荷はまったく違っていたのかもしれません。

もしかすると、その見えない負荷こそが、発射台を作っているのではないでしょうか。

まだうまく言葉にはできません。

でも、この見えない負荷は、テンポやショットに影響している気がしてなりません。

Golf130研究室として、次はこの「見えない負荷」をもう少し深く研究してみようと思います。

もしかすると、この負荷に名前を付けたとき、また一つ、自分のゴルフが前に進む気がしています。

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