「こんなに練習しているのに、なんでスコアが変わらないんだろう。」
この言葉を、私は何度口にしたか分かりません。
ゴルフを始めた最初のラウンド。
スコアは152でした。
もちろん悔しかったですが、その頃はまだ楽観的でした。
「初心者だから仕方ない。」
「練習すれば120台くらいにはすぐ行けるだろう。」
そう思っていました。
でも、現実は想像よりずっと厳しいものでした。
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レッスンにも通いました。
週に何度も練習場へ行きました。
YouTubeでプロのレッスン動画を見て、クラブも買い替えました。
時間も、お金も、情熱も注ぎました。
それなのにスコアは思うように伸びません。
152。
146。
140。
139。
140。
148。
137。
130。
132。
少しずつは良くなっています。
でも、自分の感覚では違いました。
「これだけ頑張って、この程度なのか。」
努力と結果が、まったく釣り合っていない。
そんな焦りばかりが大きくなっていきました。
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一番苦しかったのは、何を信じればいいのか分からなくなったことでした。
レッスンでは、
「良くなっていますよ。」
と言われる。
練習場でも、それなりに打てる。
でもコースへ行くと崩れる。
ドライバーなのか。
アイアンなのか。
パターなのか。
原因が分からないから、練習もブレる。
頑張っているのに前へ進んでいる実感がありませんでした。
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転機は、「もっと練習すること」ではありませんでした。
練習そのものを研究し始めたことです。
ただ球数を打つのではなく、
「この練習は何のためなのか。」
「本当にスコアにつながるのか。」
「なぜ結果が出なかったのか。」
一つひとつ考えるようになりました。
今思えば、この頃からGolf130研究室は始まっていたのかもしれません。
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練習メニューも何度も変えました。
クラブ選びも変えました。
ラウンド後の振り返り方も変えました。
試して、失敗して、また変える。
そんなPDCAを繰り返す毎日でした。
そして、その試行錯誤の中で、一つだけ徹底して続けたことがあります。
60ヤード以内を、自分の武器にすること。
12月半ばから毎週約170球。
52度と56度だけを持ち、
60ヤード。
50ヤード。
40ヤード。
30ヤード。
20ヤード。
10ヤード。
この6つの距離を、10ヤード刻みで打ち続けました。
目的は、アプローチが上手くなることではありません。
スコアを作る距離を、自分の武器に育てること。
それだけを信じて続けました。
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そして迎えた、柿の木台カントリークラブ。
今でも忘れられない場面があります。
残り約140ヤード。
以前の私なら、迷わずアイアンでグリーンを狙っていました。
乗ればラッキー。
外したら、その時考えよう。
そんなゴルフでした。
でも、その日は違いました。
52度を持ちました。
約80ヤードだけ運ぶ。
そして、残り60ヤードを残す。
逃げたのではありません。
自分が3か月間育ててきた距離を選んだのです。
「ここなら寄せられる。」
そんな自信を持って打てたのは、ゴルフを始めて初めてでした。
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その瞬間、私は気付きました。
ゴルフは、難しいショットを成功させるゲームではない。
自分が一番再現できる状況を、自分で設計するゲームなんだ。
118というスコアは、その考え方が初めて結果になった日でした。
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118は、アプローチだけのおかげではありません。
レッスンもありました。
クラブ選びもありました。
何度も失敗したラウンドもありました。
暴走列車。
発射台。
見えない負荷。
メンタル係数。
このブログで書いてきたことは、すべて試行錯誤の途中で見つけたものです。
そして、その一つひとつを検証し、修正し、また試す。
その積み重ねが、118という結果につながりました。
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もし152だった頃の自分に会えるなら、こう伝えたいです。
「焦らなくていい。」
「近道を探さなくていい。」
「ただ練習するだけじゃなく、練習を研究しよう。」
結果は、ある日突然やってくるものではありません。
毎週の地味な積み重ねが、ある日、一つのラウンドでつながる瞬間があります。
柿の木台での118は、まさにその日でした。

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