メンタル係数とは、「ショット前の自分」を数値で考えること。

114事件から、私は「メンタル係数」という言葉を使うようになりました。

ただ、この言葉は少し誤解されそうです。

「今日はメンタルが弱かった。」

そんな精神論ではありません。

私が考えているメンタル係数とは、

ショットを打つ前に、自分がどれだけ多くの感情や欲求を背負っているかを表す指標です。

まだ研究途中ですが、最近はそんなふうに考えています。

例えば、ティーショットに立ったとします。

その時、頭の中では何を考えているでしょうか。

・今日は飛ばしたい

・同伴者より飛ばしたい

・前回のリベンジをしたい

・練習の成果を見せたい

・OBだけは打ちたくない

・ベストスコアを更新したい

どれも自然な気持ちです。

ゴルフを真剣にやっているからこそ生まれる感情です。

でも私は、この一つひとつがショットに影響している気がしています。

最近は、それぞれに”重み”があるのではないかと思うようになりました。

例えば、
• 飛ばしたい … 0.5
• 良く見せたい … 0.8
• 負けたくない … 0.7
• OBしたくない … 1.2
• リベンジしたい … 1.0

もちろん、この数字に根拠はありません。

大切なのは数字ではなく、

「感情には、それぞれ違う重さがある」

という考え方です。

そして私の感覚では、それらは単純な足し算ではありません。

いくつもの感情が重なり合うことで、その日の自分のスタートラインを大きく変えてしまう。

そんな気がしています。

だから最近は、

「なぜミスしたんだろう。」

より先に、

「今日は何を背負っているんだろう。」

と考えるようになりました。

すると、ショットの前から勝負が始まっていることに気付きます。

ラウンドは一打目から始まるのではなく、

ショットを打つ前の状態から始まっている。

今の私には、そう思えています。

実は、先日ラウンドした大千葉カントリー倶楽部は、自分にとってリベンジラウンドでした。

「今回は結果を出したい。」

そんな気持ちが強く、ラウンド前からメンタル係数はかなり高かったと思います。

そこで前々日から、久しぶりにジャーナリングをしました。

書いたのは、スイングのことではありません。
• 今回のラウンドの目的は何か。
• 何を検証しに行くのか。
• 誰と比較するのか。

書き出していくうちに、一つの答えが見えてきました。

他人の課題は、他人の課題。

自分の課題は、自分の課題。

比較する相手は同伴者ではなく、

昨日の自分でした。

Golf OSで決めたことを実行できたか。

それだけを評価基準にしよう。

そう整理すると、不思議なくらい肩の力が抜けました。

もちろん、一度整理したからといって、メンタル係数がゼロになるわけではありません。

ラウンドが始まれば、また「飛ばしたい」「ミスしたくない」という気持ちは顔を出します。

でも、以前と違うのは、その存在に気付けるようになったことです。

私にとってメンタル係数とは、消すものではありません。

観察し、整えるもの。

そのために、ラウンド前のジャーナリングはとても効果がありました。

Golf130研究室は、答えを教える場所ではありません。

失敗を観察し、仮説を立て、ラウンドで検証する場所です。

次は、このメンタル係数を実際のホールごとに観察してみようと思います。

どんな場面で係数は高くなるのか。

逆に、どんな準備をすると下げられるのか。

まだ研究は始まったばかりです。ここから少しずつ、自分なりの答えを探していきます。

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